自家製コンニャク

ひょんなことからこんにゃく芋を自宅で栽培し始めたのですが,大きくなった芋を眺めていたら,いっそのこと自家製コンニャクを作ってみようかということになりました。もちろん,これまでにコンニャクを作ったことはなく,どうやって作るのかも知らなかったのですが,実家の母に聞いてみると,昔はよく作っていたというので,まあうちの母親が出来るくらいなら・・・と,我が家でも挑戦することにしました。

まずは1.7kgの芋の皮をむいて,約1kgの材料を準備。

これを全部3リットルの水の中にすり下ろしました。このとき,ビニール手袋は必須です。破れると・・・それはそれは,痛いです。

すり下ろした芋を火にかけて,とろみが出るまでひたすらにかき混ぜ,とろみが出たところで,40グラムの重曹を熱湯で溶かしてからふりかけ,急いでまんべんなく行き渡らせます。重曹が行き渡ったところで,それ以上はかき混ぜることなく,すぐに火を止めて次に進みます。ここがコンニャクとなるための最大にして唯一のポイントだそうで,市販のコンニャクは炭酸カルシウムを使っていることが多いのですが,どこで手に入れたらよいのか分からなかったので,重曹を熱湯で反応させてしまえばきっと同じになるだろうということでそうしたところ,果たしてうまくいったようです。ちなみに,にがりでやってみたところ,見事に全く固まりませんでした。

あとは,丸い形に整えて,熱湯に入れて50分煮込みました。

出来上がったコンニャクは,冷水に浸して1晩あく抜きをしました。

そして,いよいよ味付けをして完成です。

これがまあなんというか,気泡だらけのコンニャクが功を奏して,柔らかな歯触りと,雑味の全くない,味がしみこんだおいしいコンニャクとなりました。これは,一度作るとやみつきになる味で,市販のコンニャクとはまた違ったおつな食べ物として,また作ってみたいと思いました。