ぎふ鵜飼マラソン大会

研究室の学生に誘われて,岐阜市では恒例となっている「ぎふ鵜飼マラソン大会」に出場しました。といっても,42.195kmを走ったわけではなく,ハーフマラソン,10km,5kmとあるカテゴリーの中のうちの10kmに挑戦しました。学生時代には,青葉城址を舞台に午前0時にスタートして18kmの道のりを走破するという,通称深夜マラソンという行事に毎年参加していました。あれから20年近くたって,はたして体力はどのくらい低下しているのか,ふと試してみたくなったのでした。久しぶりにあった大学の同級生が,最近マラソンにはまってから体調がよくなったと聞いたこともきっかけになっているかもしれません。


同じ頃名古屋では,高橋尚子さんの最終レースとなる名古屋国際マラソンが開催されていましたが,今日のレースの会場はまさに「高橋尚子ロード」。岐阜は高橋尚子さんの出身地で,このコースの名前は,高橋さんが高校時代に毎日走っていたという長良川の堤防沿いの道が,ジョギングコースとして整備されてつけられたということです。


大会は準備運動から始まりました。まずは明日に疲れが残らないように,という軽い気持ちで準備運動を始めようかと思ったところ,タンクトップ姿で参加者の前に現れた方の指示通りに「準備運動」をしていると・・・,いやはや15分間みっちりとエアロビクスばりの激しい運動で体の隅々までほぐされてしまいました。曇り空の少し肌寒い気候には不釣り合いの,汗をびっしょりとかいて,すっかり10kmを走り終えたような状態になってしまいました。


その後のスタートでは,もう体力も残っていないかもしれないという大いなる不安の中で号砲を聞く羽目になりました。がしかし,そんな風に気負いがなかったのがよかったのか,終わってみれば目標タイムの1時間を少し切る57分11秒での完走となりました。ちょうど疲れがピークに達した頃,なぜかハーモニカで声援を送るおじさんが現れて,その音色を聞いたとたんに足が軽くなるのでした。沿道の声援が・・・というランナーのコメントをよく聞きますが,それを身をもって経験することとなりました。


いずれにしても,目標はクリアしたとはいえ,もう少し速く走りたいなというのが正直なところ。来年も挑戦してみようかな。