卒業まで残りわずか

学部4年生と修士2年生にとっては,研究論文の仕上げに残された時間がわずかとなってきたこの時期に,最後のスパートをかけるべく実験も追い込みとなります。その追い込みの時期を存分に充実して過ごしてもらうために,水曜日から金曜日まで,該当の学生総勢13人の中間報告会が開かれました。1月末の修士論文提出締切や,2月中旬の卒論発表会まで,本当に残された時間はわずかですから,この時期ともなると,したいことというよりはできることに絞った議論が繰り広げられました。


1年や2年で目的を達成できるような研究をそもそも志向していないこともあって,個々の論文に対して,どこでどう研究をまとめるかということは非常に難しいのですが,決められた時間をどのように過ごしてきたかを振り返り,それに意味を持たせるという作業は,こと卒業や修了のためだけに重要とは限らないと思います。これから先,常にそんなことの連続といっても言い過ぎではないのでは。それだからこそ,この苦しい時期を経験し,そしてそれを突破する経験を積むことに,意味があるのですが・・・,果たして学生はそんなふうに思っていないこともまた世の常でして。


さて,金曜日の夜は研究室の忘年会がありました。岐阜もすっかり真冬となってしまい,外の気温は1℃。まさに鍋のおいしい季節に,忘年会のメニューは海鮮鍋でした。・・・が,海鮮鍋に必須といえる帆立貝もしっかりと存在していて,貝アレルギーの僕の鍋からは,しかたなく帆立貝は追い出されてしまいました。一緒の鍋の学生には申し訳ない。


その後,何人かの学生と久々にダーツを楽しみました。ダーツといえば,ボストンに暮らしていた時によく同僚に誘われてダーツバーに行ったものだったので,なんだか懐かしくなり,時間を忘れて遊び続けてしまいました。気がつけば時計の針はとうに午前様。日が明けて今日になって右腕だけ筋肉痛になっているのも,まあ当たり前ですか。