論文受理

大学教員としての仕事、たとえば講義やら会議やらに日々追われているこの頃だが、大学教員たるもの、一教育者であると同時に一研究者でもあり、最近は一経営者でもあることを求められている時代。その研究者として、論文発表は目標であり義務でもあり、とにもかくにも論文をまとめるということが、研究者としては大きなイベントとして節目を作っている。


そして一昨日、指導している学生を筆頭著者とする僕が初の責任著者となった論文について、雑誌社に投稿してから実に半年の時を経て、ようやく受理を認めるというメールが届いた。僕にとっては、通算15報目の論文ということになる。もちろん、NatureやScienceといった名だたる雑誌に掲載されるわけではないのだけれど、仕事の一区切りとして嬉しくないはずがない。ただ、発表される論文の評価が聞こえてくるようになってから、ようやく一段落つくのも事実で、まだもうしばらくは落ち着かない日々が続くことになるが。


毎年、我々の研究室の新しいメンバーとなる学生は、少なくとも5人以上いることを思えば、半年に1報ぐらいのペースで論文が書けるような研究体制を作り上げていかなければならないのかもしれない。まあ、焦らずぼちぼち頑張るとするか。