２つのpublication

一昨年、昨年とお手伝いさせていただいた「地球の歩き方プラス・ワン４０４大リーグ観戦ガイド」が、今年も発行されて、前半戦を終えたメジャーリーグ観戦のお供になかなかの活躍を見せているそうだ。今回もコラムなどのページを担当させていただいているので、是非本屋さんで背表紙を見かけた方は、手に取ってパラパラとページをめくっていただきたい。

タイトルにあるもう一つのpublicationは、仕事の話。

前の職場での仕事をまとめた論文が、「Glycobiology」という学術雑誌に受理されて近く出版されることとなった(英文要約はこちら)。Glycobiologyというのは、日本語では「糖鎖生物学」と呼ばれている学問領域だけれども、現在進行形で大きく発展しつつある分野ということもあり、最近は世界のあちこちから新たにこの領域に参入してくる研究者が増えている。僕はといえば、この分野には大学の研究室に配属されて以来関わっていることになるが、数えてみれば早13年目になる。新規参入者に先を越されることのないように、この論文の発表を土台にして、テーマである中枢神経系における糖鎖の機能についてさらに追究していきたい、と思いも新たに。