あれま、もう6月。

 いつの間にやら時は過ぎ、前回の記事から1月以上の時間が流れてしまった。その間、2年生と3年生の学生実験の担当も無事に終了して、まだ1年生の担当講義があるものの、いよいよ自分の研究に打ち込む時間をあてがうことができそうだ。前回の記事の最後で懸案となっていた研究費の獲得状況は、2勝2敗(1結果待ち)ということで、最初の年の研究の立ち上げには幸先良いスタートと言ってもよかろうか。あとは、当初の計画通りに事が運びつつ、なおかつ嬉しい期待外れが身に迫ることを願うばかり。

 さてさて、日本では毎年900人ほどの獣医が誕生しているそうだが、彼らを養成している大学は、日本に国公私立を含めて16大学しかないそうな。ここ岐阜大学も「獣医学科」を擁する大学の一つで、さらには、帯広畜産大学岩手大学東京農工大学が参加する「岐阜大学大学院連合獣医学研究科」の拠点校として、多くの博士を目指す学生が学んでいる。ある意味、日本でも数少ない状況の中に身を置いているといえなくもないが、幸いにも獣医の先生方にはいろいろと気にかけてもらっていて、月に一度の獣医学科の勉強会にも、唯一の部外者として参加させてもらっている。ここから、これまでの研究にいろいろと色付けして、新しい仕事が始められると良いのだけれど。

 というわけで、一区切りの後の、決意表明という次第。