Facebookページを開始

研究の専門分野である「糖質生化学」に関して,広く議論する場所がないかなと常々考えていたのですが,いっそのこと自分で作ってしまおうということで,Facebookページを解説しました。

その名も「糖質生化学の広場」(https://www.facebook.com/glycobiochemistry)という味もそっけもない名前のサイトですが,開設から5日で,ありがたいことに10人の方にフォローしていただいています。

興味を持たれた方は,是非覗いてみてください。

将棋名人制度400年目の名人戦

今年は、江戸時代に将棋名人制度が開始されてから400年目の節目の年。ぼくと同い年の森内名人に、順位戦全勝で挑戦者に名乗りをあげた、やはり同い年の羽生王位という対局は、相撲でいえばきっと大鵬柏戸のライバル関係に近いに違いない。羽生がもし勝てば、誰も破れない記録と考えられていた大山康晴のタイトル80期を抜き去るとあって、いつも以上にワクワクしていました。


結果は、森内名人の2期連続通算7期目となる防衛で決着しました。羽生の永世名人がかかったタイトルを阻止したのも森内でしたが、やはり、羽生の前に立ちふさがるのは30年来のライバルでした。そして、これで羽生の通算名人7期に並びました。


いっそのこと、森内には、歴代名人の中原誠(15期)、大山康晴(18期)を超えるぐらいに名人に君臨してもらいたいものです。

41年目スタート

今日めでたく41回目の誕生日を迎えました。今年はいわゆる厄年に当たっているのですが、今のところ、想像をはるかに上回る忙しさであることを除いては、いたって健康に過ごしています。


今年もたくさんの方からお祝いの連絡をいただきました。ありがとうございます。


激励と一緒に、ブログも更新してとの要望もいただいています。改めて、心機一転努力します。


これからもどうぞよろしくお願いします。

命日

今日は,昨年他界した祖父の命日。まったくもって,月日が過ぎるのは早いものだ。いまだに,祖父がもうこの世にはいないことが,現実の話としてピンと来ないのも,果たして故人にとって良いことなのかは定かではありませんが。


さて,今朝の大ニュースは,アップル社の前CEOのスティーブ・ジョブスが死去したというもの。自他共に認めるMacマニアの自分には,これこそ一時代の終わりを告げる出来事のように感じてしまいます。56歳という早すぎる逝去に対して,心から冥福を祈ります。


祖父とジョブスの命日が同じだなあと感慨にふけていたら,アメリカの日付は違うのでは,とごもっともな指摘を受けました。まあ,それでもこれも何かの縁に違いないと,これからもMacマニアでいつづけることを誓ったのでありました。

後学期始まる

明日から大学は後学期が始まります。いわゆる夏休みのこの2ヶ月を振り返ると、記録的な移動距離を経験しました。


初の中国・北京に始まり、福島・天栄村への帰省、横浜での研究打ち合わせ、日間賀島への研究室旅行、北海道・帯広での研究打ち合わせ、仙台の食品科学工学会、京都の生化学会、一宮興道高校での模擬講義、そして、札幌での応用糖質科学会。我ながらよく働きました。


明日からは、この期間に仕入れた情報を駆使して、さらに一踏ん張りします。

ブラウザの進化

普段はアップルのMacintoshを愛用していることから,インターネットのブラウザといえばもちろんSafariを使うことが多いのだけれど,最近Googleから無料で配布されている「Chrome」の便利さにまいっている。


この「クローム」という言葉自体は,ブラウザ開発関係者の間の専門用語として昔から使われているもので,ブラウザに付属するフレームやツールバー,メニューなどをまとめてchromeと呼ぶのだそうですが,なんでも,本来ユーザーの使い勝手をよくするこれらを使わずに直感的に操作できるブラウザこそがよいものだという信念のもとに開発されたのが「Chrome」ということだそうです。なかなか皮肉の効いたグーグルらしい発想の製品かなと思います。


さて,その便利さですが,まず開発信念そのものに,見た目がすっきりしていることもよいことの一つではあるのですが,グーグルの製品だけあって検索機能がまさに秀逸です。たとえば,我々は仕事がら過去の論文をあれやこれやと探すために,PubMedというデータベースによくお世話になるのですが,これを使うためにはもちろんそのサイトに移動して,そこに検索語を打ち込んで,さて検索・・・ということになりますね。ところが,このChromeにかかると,ちょっと勝手が違います。URLウインドウを兼ねた検索ボックスに「pu」と打ち込むと『tabを押してPubMedを検索』と表示され,それに従ってtabキーを押すと,検索ボックスには「PubMedを検索:」という案内が出て,その後に打ち込んだ言葉をそのままPubMedで検索してしまうというものです。ウェブサイトを移動せずともデータベースを使って検索できてしまうのは,一度使ってしまうともう手放せない便利さです。


このしくみは,「オープンサーチ」という技術を使ったもので,PubMedのようにこの技術に対応したウェイブサイトで一度でも検索を行うと,Chromeが自動的にそのURLを記憶してしまうので,次にそのサイトで検索を行いたい場合は,キーワードを入力(たとえばPubMedの場合は「pu」)してtabキーを押しただけで,すぐさまその検索サイトに移動せずとも検索ができるというものだそうです。


その他,便利な機能拡張がいろいろとそろっていたり,ブラウザ上で起動するアプリケーション(CacooやPixlrは秀逸)がほとんど無料で提供されていることなど,ほんとほれぼれしてきます。このブラウザを見て,アップルも黙ってはいないでしょうから,Safariにもきっといい刺激になっているに違いありません。というわけで,まだ試されていない方は,一度お試しあれ。