事業仕分け第2弾

民主党の政権与党として寄って立つものとしてのシンボル的扱いになりつつある「事業仕分け」の第2弾が近々始まるのだそうです。そこで、我々大学教員にも気になる対象が、科学技術振興機構JST)。ここは、日本の科学研究を支える人材のバックアップのために、研究資金の重点配分を主な事業としている独立行政法人です。つまり、我々にとってのJSTは、申請した研究計画の審査を通じて、競争的研究資金をいかにして配分してもらうか、というまさに寝ても覚めても気になって仕方がない影響力が大きすぎるほどの組織なのです。まあ、研究資金とは別の、組織の運営にかかるいろいろな点で問題が指摘されるでしょうから、大いにメスを入れて欲しいと思うのですが、そうした無駄が見つかれば見つかるほど、最も身近に日本の科学研究環境を見つめている方々に、もう少し広く深い視野で真面目に考えていただきたいという思いが募ります。特に、毎日新聞夕刊のこの記事(http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100420dde041010005000c.html)をみると、今の今まで何をやっていたのかと。とにもかくにも、ときどき我を見つめ直し、良きことに修正をするのは良いことではあるのですが。