新学期始まる

今年の夏はまったくもって暑いなあ〜と思っていたのもつかの間,10月の声を聞いた途端に岐阜はすっかり落ち着いた気温になりました。そして,大学は新学期が始まりました。前期に講義を集中してもっていた分だけ,後期は自由な時間が増えるかなあと期待しています。しかし,ある意味では終了時間無制限の学生実験の担当が12月まで続くことを考えると,期待しすぎるわけにはいかないかもしれません。まあ,とにもかくにも大学はまた若い声が飛び交って活気を取り戻してきました。


新学期の仕事始めは,学部内のシンポジウムの講演でした。「生活と健康を支える」というテーマで,水,食品,ウイルスをそれぞれ専門とする先生が講演し,そして最後にパネルディスカッションを行うというものでした。僕は「食品」の専門家(?)として,糖の役割について約30分間しゃべり続けました。テーマが自分の研究と必ずしも一致していないこともあって,準備にはちょっと苦労しましたが,何とか無事に終えることができてほっとしています。後で学生に感想を聞くと,おしなべて「難しかった」と言われたのはちょっとショックでしたが。


10月といえば,科研費申請のシーズンでもあります。今年は3つのテーマについて応募しようと準備を進めていますが,果たしてどうなることやら。来年4月に採択の結果が分かることになりますが,採択か不採択かの結果は,その年度の実質的な研究の質を決めかねない大きな岐路となりますから,ほとんどの先生(研究者)にとって,この時期は眠れない夜が続いていると思います。ただ,昨年から応募書類がLaTeX形式のものも準備してくれるようになったので,Wordと格闘していらいらする時間が減っただけでも精神的にはよくなりました。


さてさて,メジャーリーグプレーオフが開幕し,レッドソックスは幸先よく完封勝ちでスタートを切りました。開幕前の僕のワールドシリーズ予想は,レッドソックスフィリーズというものですが,フィリーズが奇跡的な大逆転劇でナ・リーグ東地区の優勝を飾っていますから,こちらも期待大です。まあ,ロッキーズとの初戦を辛くも落としてしまったのは愛嬌ということで,これからが本番です。はてさて,どうなりますことやら。