「視力」を鍛える

若い研究者へ遺すメッセージ 小さな小さなクローディン発見物語

若い研究者へ遺すメッセージ 小さな小さなクローディン発見物語

昨年12月に突然の訃報。この本の作者で京大教授の月田承一郎先生が、なんとも52歳という若さで逝去された。僕自身は月田先生と直接の面識はないものの、大学時代の同級生が月田先生の愛弟子となっていてこともあって、新聞で報じられた記事を読んだ時には、なんとも言えぬ気持ちとなった。


この本は、死期を悟った先生が、亡くなる1ヶ月前に綴ったもの。
日々の研究の中で、誰もが気付くとは限らない発見を見落とさないかどうかは、個々の「視力」の差であると月田先生は言う。
「視力」を鍛える・・・そのためには何をすれば良いのか。
この本に綴られた、月田先生の研究の成功例がそのヒントとなるだろう。