あけましておめでとうございます

健康・老化・寿命―人といのちの文化誌 (中公新書)

健康・老化・寿命―人といのちの文化誌 (中公新書)

2008年のスタートです。今年もどうぞよろしくお願いいたします。


さて、今年はまず元日から読書に励みました。「一年の計は元旦にあり」ということですから、昨年あまり一般書を読む時間が取れなかったこともあって、願望も込めて本を読みました。読んだのは、ここに上げた中公新書です。何を隠そう我が大学の学長の著作です。今年は任期満了に伴って学長の交代がありますから、大学の先輩でもある学長の作品を今のうちに読んでおこうという気になりました。


ページにして300ページほどあるこの本は、一般的な新書判のボリュームからするとちょっと盛りだくさん気味にも感じられますが、巧妙な話の展開と寿命という身近な話題ということも手伝ってか、時間が経つのを忘れるほどに一気に読み進めることができ、正味2日で読み終わりました。文章中には、折りに触れ黒木先生から実際にうかがっていた話もちらほらあったりして、身近な(といっても年に2,3回しか直接会えませんが)筆者が書いた本であることをふと感じたりしました。そして、いつもおっしゃっている「健康には運動と定期健診が重要だ」という信条を改めて再確認しました。


ちなみに、前作の「がん遺伝子の発見」もおすすめです。


がん遺伝子の発見―がん解明の同時代史 (中公新書)

がん遺伝子の発見―がん解明の同時代史 (中公新書)