准教授に

本日,「応用生物科学部准教授に昇任させる」という学長が任命権者の人事異動通知書をいただきました。ということで,今日をもって助手から准教授という耳慣れない肩書きになると同時に,8人の学生の指導教員になりました。大学の教員となってまだ2年半ではあるのですが,ようやく見習い期間が過ぎたかなと思っています。肩書きの変わった今日の様子はというと,研究室の模様替えで雑然とした空間に身を置きつつテンヤワンヤしていました。まあ,これから環境が落ち着いてくるにしたがって,学生と供に一緒に手を動かしつつ,膨らみつつある研究テーマを大きな形にしていきたいなと思います。


ところで,「学校教育法の一部を改正する法律」が昨日から施行されたことで,これまで大学で助教授や助手と呼ばれていた職階は,それぞれ准教授と助教と呼ばれることになりました。国際基督教大学首都大学東京ではすでに准教授という呼び方が使われていましたが,今日からは全国の大学でこのように変わりますので,だんだんと違和感もなくなっていくと思います。


さて,現在のところのもっぱらの心配事は,来週水曜日から始まる学部2年生向けの「食品化学I」という講義と,大学院生向けの毎週火曜日の「食品成分化学特論I」という講義が無事に進められるかということ。どちらも1限目の講義ですので,遅刻しないかどうかも確かに心配ではあるのですが,なにしろ初めての講義ですから,否が応にも緊張が高まります。今は講義ノートなるものを必死に作っている最中です。自分が学生だった時を思い出しつつ,聞く側の視点を忘れずに講義を進めていけたらいいかなと思っていますが,果たしてどうなりますことやら。