ひさびさに体力の限界を感じつつ・・・

忙しいことはありがたいことではあるのですが,最近の仕事の重なり具合はかなりせわしなく,体の移動を伴うことが多くなってきています。


まずは9月に開催される学会の世話人として,ここ1ヶ月ほど前からなんやかやと細かい仕事をこなしています。なにしろ,都会の大きな大学とは違ってスタッフの人数に限りがありますから,とにかくせっせと仕事をこなしていかなければなりません。とにもかくにも,無事に学会が終了するまで,気が抜けない大きな仕事であることは確かです。


先週の土曜日は,この春に定年退職された先生の追い出しコンパならぬ「記念テニス大会」が開催され,ほぼ半年ぶりにテニスラケットを握って汗を流しました。そして,夜は温泉につかってゆったりのんびりと・・・としたのもつかの間,日曜日の朝には岐阜に舞い戻り,学会の世話人の先生方といっしょに夕方まで準備に追われました。


火曜日は,今度は小田原に出向いて,企業との研究打ち合わせ。非常に良い天気となって,移動の新幹線の中から富士山がくっきりと・・・見えたはずなのですが,富士山のことに気がついたのはもう小田原の駅の改札を出る頃のこと。なんとも余裕がない状態なのでした。


水曜日は,1限目の講義を終えた後に,学内の共同研究の実験の手伝い。とある物質の同定を目指して,ひたすら機器分析をするというものです。これがなかなか手ごわい相手で,1回の分析に1時間15分を要するため,延々とサンプルをこなしていくと,すべてのサンプルのデータをとり終えたのはもうすでに次の日の午前1時を回っていました。でもまあ,何とかおもしろそうなデータが取れているので,今後が楽しみではあります。それから,この日は実験の合間に健康診断がありました。ここのところ肝機能に問題ありと診断されている身ではありますが,まったく自覚症状がないありさまで,考えてみればなんら生活をあらためることをしていなかったり。今回は果たしてどんな結果がでることやら。


木曜日は,愛知県一宮市で非常勤の講義をした後,すぐに大学に舞い戻って,火曜日とはまた別の企業との共同研究の打ち合わせ。この研究はかれこれ4年目に突入したものですが,進めば進むほどに奥が深くなっていくという,非常に興味深い研究をやらせていただいています。近い将来,この研究成果をドーンと発表すべく,虎視眈々とその時期を狙っている状態です。


そして,明日からは滋賀・京都方面に1泊で出かけてきます。これは,この時期に唯一野良仕事に余裕が出る福島の生家から両親が岐阜にやって来るのにあわせて,いっそのこと,まだ両親が足を踏み入れたことのない京都に連れていこうというわけです。電車が嫌いな両親なので,もちろんこの旅行は我が家の自家用車で行くことになります。果たして,きっと別世界に感じる京都の町並みを気に入ってくれるでしょうか。


まあ,とにもかくにも,忙しいことはありがたいことです。