国際バイオEXPO

東京ビッグサイトで開催された国際バイオEXPOでの3日間の発表と展示を終えて岐阜に帰ってきました。いやはやものすごい数の参加者で,こんなことが毎年行われていたとはまったく知りませんでした。とはいってもほとんどの参加者のお目当ては機器メーカーの新作展示にあるわけですが,それでも早稲田大学名古屋大学などのアカデミックブースの方へも,それほど寂しくないぐらいに人だかりが出来ていました。

もちろん,我々の岐阜大学のブースにもそれなりに人が訪れてくれていたと思います。なにしろ,研究内容を紹介するために150部用意した資料は,2日間を終わってすべてなくなってしまい,急遽大学から取り寄せたほどですし,研究内容に興味をもってくださった企業の方で,いろいろと学術的な情報をやり取りした後に名刺交換をした数も約30社にのぼりましたから,まあまあ成功したといって良いと思います。あとは,今回のいろいろな方との話題交換の中で,一般市民が望んでいる研究の方向性と我々が目指している研究の方向性をいかに近づけていくかということになると思います。ニーズにばかり目が言ってしまえば,それはこじんまりとした発展性のない研究になってしまいますし,かといってニーズを無視した研究をしていても社会からは見向きもされなくなってしまいますし。

というわけで,普段のアカデミックの現場だけでは使わなかったような思考回路や大脳の領域をいっきに刺激された貴重な体験となりました。

蛇足ながら・・・,東京は右を見ても左を見ても,人・ひと・ヒトで,人があふれていました。